レーシックの手術法

レーシックは、視力矯正手術のうちの1つであり、レーザーを用いて視力を矯正します。LASIK、Laser-Assisted In Situ Keratomileusisから来ており、レーザー角膜内切削形成を意味しています。日本では2000年1月に認可されてから非常に注目されている視力回復の方法で、ほとんど痛みが伴うことなく、術前検査を経て15分程の手術で済みます。世界では毎年数百万人が利用しています。

レーザーには医療用レーザーであるエキシマレーザーが用いられます。照射はコンピュータでコントロールされ、ミクロ単位の精度で眼の角膜表面のみに作用し、角膜の形を整えることが可能です。レーザーの衝撃波や熱が発生しませんし、角膜を透過することはありません。

視力回復手術のPRKでは、角膜の上皮をも同時に削ることから、痛みが伴い視力回復に時間がかかっていました。
レーシックでは、上皮を残したまま中身だけを削る方法です。

角膜表面にマイクロケラトームという器械を用いて切れ目を入れ、フラップとして蓋のように開けます。その中身だけにエキシマレーザーを照射して削ります。削り終わればフラップを戻します。

上皮にほとんど傷がつかず、視力の回復が早く、痛みが少ないため注目されています。
視力矯正の範囲は、高度近視で大幅な屈折異常の場合にも矯正することができます。

レーシックの問題点

問題点としては、レーシックではフラップを作らねばならず、エキシマレーザー照射後は縫いません。角膜の奥にある角膜内皮細胞が水分を取り入れ、フラップが角膜にへばりつきます。このときに、角膜の表面を強くこするとフラップが剥がれる恐れがあります。

フラップを作って元に戻すと、ふたたび切った箇所がくっつきますが、完全には戻りません。手足にケガをしたときに、傷口が治ったとしても、元の通りではない感じがすることがあります。眼の治り方についても同様、元通りではないことを気にする人もいます。

治り方には個人差があり、少々ぼやけていても治ったことに喜べたりしますが、手術後の質が思うような質ではなかったと不満を残す人もいます。人の視機能においては、視力のほか、視野、色覚、立体視、距離感といった機能が備わっています。

以上の通り、レーシックの利点は、上皮を残しておくことができる、手術後の痛みをほとんど伴わない、視力回復が早いということです。レーシックの懸念は、眼科医の技量を要し、エキシマレーザーやマイクロケラトームが起因するトラブルや、フラップのトラブル、異物の侵入があります。