レーシックとは?

近年、レーシックが注目されるようになり、
多くの人がその手術を受けられ、視力を回復されています。
しかし、その一方では、急速に広まった結果としての、
技術的に不充分な医師の施術による後遺症など、
安全性の問題についても、指摘されるようになりました。

レーシックの基礎知識

さて、それではその安全性について考える前に、まず基礎知識として、
レーシックとはどのような技術なのかについて簡単にまとめておきましょう。

レーシックは、元々、この技術の医学的な正式名称の頭文字を取った「LASIK」で、
直訳すると、「角膜の層間にレーザーを照射し、組織を薄く切除し整える手術」となります。
この角膜に対する外科的処置によって、近視などの症状を改善するという手法が、
一般に呼ばれるレーシック手術という事になるでしょう。
これは、凹レンズの仕組みなどを考えていただくとわかりやすいですが、
要は、角膜のカーブを人為的に曲げて、調整する事で、近視を矯正するという仕組みです。

実際の手術ですが、時間は両眼でも20分前後で、
痛みについては、手術中は麻酔を使いますので、ほぼありません。
術後に痛みの出る場合もありますが(特に若い方に多いようです)、ほとんどは痛み止めなどでおさまります。
また、入院についてはまず必要ありません。
ただし、定期検査は必要ですので、医師との相談の上、
視力の回復具合を見ながら、一定期間、通院する事となります。

以上のように、レーシックという技術は、患者さんの方からすると、時間もかからず、痛みもそれ程なく、
裸眼で視力矯正できる方法としては、非常に負担が少ない、大きなメリットのある手術である事がわかります。

レーシックの安全性

それでは、逆にデメリットの部分である、レーシックの安全性についての問題は、どのようなものなのでしょうか。
よく知られたものとして、「合併症」の問題があります。
レーシック手術では、角膜の表面をスライスし、フラップと呼ばれるフタを作ります。
それをめくって、角膜にレーザー処置をした後、このフタを閉めるのですが、
フラップは自然に吸着するものの、完全に元の強度に戻るわけではありません。
多くの場合、レーシックの合併症は、このフラップを作った事が原因となって発生します。

症状の例としては、最も発生率の高いと言われるドライアイ、ハログレアと呼ばれる夜間の視力低下など、
また、まれにフラップの傷口から細菌が入り、感染症を引き起こす場合もありますし、
フラップに目をこするなどの衝撃が加わる事で、ズレてしまう事もあります。

このような合併症は、やはりある程度の確率で発生してしまうリスクであると言えます。
合併症自体は、ほとんどの場合、数ヶ月で直るとされていますが、
きちんと処置されないなどした場合、後遺症として残ってしまう可能性もあります。

レーシックは、施術自体はシンプルなものなので、多くのクリニック等が簡単・安心を謳ってブームになりましたが、
あくまでも外科的処置を伴う施術であり、相応のリスクを伴います。
実際に手術を受ける際には、最新の技術を使った手術であるかといった事だけではなく、
術後のサポート体制もしっかりチェックした上で、クリニック等を選択する必要があると言えるでしょう。