Cover Model レミオロメン
特集番外編をご参照ください。
そんなレミオロメンさんが持った本は――
●藤巻亮太さんが選んだ本 『完全なる証明』 マーシャ・ガッセン/著 青木 薫/訳 文藝春秋 1750円
冷戦時代のソビエト連邦に生まれたユダヤ人ペレルマン。誰もが天才と認める数学者だったが、他人や数学界との交わりを絶って行く。2002年インターネット上で突然、世紀の難問「ポアンカレ予想」を証明したと宣言。しかし、賞金の100万ドルも拒み、彼は姿を消す。その謎をペレルマンと同じユダヤ人で同時代に数学を専攻した著者が追う。
●前田啓介さんが選んだ本 『その日のまえに』 重松 清 文春文庫 610円
さまざまな家族のさまざまな日常の中の死生を見詰め、手の届く小さな幸せを綴った連作短編集。「その日」を英訳すると、「A DAY IN THE LIFE」(ビートルズ)。「潮騒」は著者の青春時代に活躍したアイドル高田みづえや山口百恵を連想させる。そう見るのはうがっているだろうか。初版は2005年。08年には、大林宣彦監督、永作博美主演で映画化。
●神宮司 治さんが選んだ本 『三国志』(全30巻) 横山光輝 潮漫画文庫 各680 円
1971年から86年まで、約15年にわたり何誌かの雑誌で連載された横山光輝の代表作。この作品で横山は第20回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。主人公・劉備は、民衆のため漢王朝復興を目標に立ち上がる。天才軍師・諸葛孔明を迎え、曹操に対抗する『三国志演義』を下敷きとした吉川英治の小説をもとにしながら、横山独自の解釈で描かれている。