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Cover Model 妻夫木 聡

見たことない自分、新しい自分を
見てみたくなったんです

映画『悪人』で、主人公・清水祐一を演じている妻夫木聡さん。
吉田修一の代表作として呼び声高い、この『悪人』を読んだときに、
強く惹かれるものがあったのだという。
「初めてだったんですよ。小説を読んで、この役をすごくやりたいって思ったのは。
役者って職業も好きだし、芝居もすごく好きだけど、
自分からガツガツいくタイプじゃない。
求めるより求められるほうが好きだと思っていたのが、初めて欲が出た」
『悪人』の祐一は、恋人も友人もなく、祖父母の世話をしながら、
やりきれない孤独感の中で、自分が生きているのか死んでいるのかも
わからないような暮らしをしていた。
彼と妻夫木聡は、まるで正反対に思える。
「脚本には原作者の吉田さんも参加されていたんですが、すごくいい脚本だったんです。原作のいい部分が全部集約されていた。
逆にこれを演じるには脚本に書かれていない部分を
僕自身の存在として見せなければいけないだろうと。
とにかく何かをつかみたくて、やれることはほんとに全部やりましたね」


そんな妻夫木 聡さんが持った本は――


 

『さよならドビュッシー』
中山七里 宝島社 1470円

ピアニストを目指していた遥は、祖父や従姉妹のルシアと共に火事に巻き込まれ、一人生き残ったものの全身大やけどを負ってしまう。逆境に負けずコンクールに挑む遥。ピアニストになれれば、祖父の遺産を受け継ぐことになる彼女の周りで不穏な事件が頻発。そしてついに殺人事件が──。2010年第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
「『このミス』大賞受賞作は、結構読んでますね。この本も読んでみたら、やっぱり面白かった。思わず引き込まれて買っちゃいましたからね、クラシックのCDを」(妻夫木 談)

『トリツカレ男』

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